北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0226】Domaine Chandon Pinot Noir 2008

 
【ドメーヌ・シャンドン】ピノ・ノワール[2008]
 
 隣町のワイン屋に出掛けて、「4000円ぐらいでいいブルゴーニュとかありませんか?」と聴いてみたら、「あらかた売れてしまったのでこれなんかどう?ブルゴーニュじゃないけど、値段も手頃です」と勧められた一本。騙されたと思って買ってみますと言ってみると、まあ騙されたと思って呑んでみてくださいとのこと。なんだかモエを連想する名前だけど、案の定、メーカーはモエ系列、旧グリーンポイントらしい。
 
 開栓すると、色は非常に透き通った赤茶色。グラスに注いでいるそばから、やたらバニラ臭が立ちこめてくる。実際にグラスに鼻を近づけると、僅かに革っぽさを伴ったイチゴ系の匂いが強い。
 
 口をつけてみると、やたら凝縮度が高く、濃ゆい感じがする。味の性質は、最近呑んでたブルゴーニュの赤色々に比べると、渋みと苦みが強く感じられ、ジューシーでもあり。そうこうしているうちに、中盤、オイルのような匂いも鼻をかすめたり、派手になってきた。でも二時間ほどすると段々円くなってきて、尻すぼみといえば尻すぼみかもしれないけれども親しみやすくなった。
 
 先日のサントーバンなどに比べると、はっきりふっくらワインという感じ。呑みはじめはたっぷりと、後半のんびりと楽しめた。