北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0230】Jermann Vinnae 2007

 
イエルマン ヴィナーエ 2008(※リンク先はヴィンテージが異なります)
 
 今日の夕食は、タコのガリシア風、シラスの和え物、冷やしうどん。気温も随分高かったので、白ワインの出番かな、と思って美味そうなボトルを開けることにした。このワインはハーフボトルで以前に対峙したことがあって、そのときはあっという間に呑んでしまった。フルボトルだと、どうだろう?
 
 色はちょっと濃いめの、山吹色あたりの白ワイン。トロみがハンパなく、ワイングラスのへりにトロトロした跡がクッキリと残る。香りは、ものすごく澄んだ花の匂いがする。チューリップに花を突っ込んだらこんな感じだったかな?というような。匂いが締まっている。
 
 味は…僅かに鼈甲飴のような感覚が先行した後、鉱質風味たっぷりの厚みのある味が。酸味も一応あるけど抑制的で、口をつけた時の、僅かな苦みを伴った飴のような感覚とその後の鉱質が良い感じ。香りの清々しさと味わいの分厚さも調和していておいしい。そうこうしているうちに、匂いに石鹸のような成分が鼻をかすめたり、穀物のような匂いも混じり始めた。後半まで味も香りも良好。料理を圧倒するでもなく、終始落ち着いた、たいへんおいしいワインだった。やっぱりこれは良い品。