北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0250】Antoine Chatelet Volnay Premier Cru 2004

 
アントワーヌ・シャトレ ヴォルネ・プルミエ・クリュ 2004
 
 このワインは、ヴォルネ一級なのに2100円という、胡散臭すぎる価格で手に入れた。リンク先の「うきうきワインの玉手箱」は、売り上げによってワインの値段が連動するのか、7/18現在、ほんの少し値段が上がっている(或いは消費税のせい??)。
 
 色合いは、ちょっと煉瓦色がかった、かなり薄いワインレッド。ブルゴーニュ一級畑ってこんなに薄い色だったっけ?というような。単にブルゴーニュが久しぶりだからかもしれないけれど。匂いは結構立派で、チョコムースとイチゴキャンディのような、かなり甘みの強い匂い。そこにほんのり、蝋燭と檜のような匂いがする。
 
 味はちょっと薄め。酸味と軽い渋みのある呑みやすい赤ブルゴーニュ味。味のバランス的には良い品だけれど、スレンダーというより「水っぽい」という言葉が似合うようなところがある。けれども匂いが立派なお陰で、トータルとしては結構いけているような。一級畑のワインとしては「いまひとつ」かもしれないけど、2000円のブルゴーニュ赤としては、まあまあなんじゃないのかな、とか。
 
 後半になると、匂いに腐葉土のようなものが籠もりはじめ、味も僅かながらパワーを帯び始めて立派な雰囲気に。おお、これは立派だ。アントワーヌ・シャトレ、評判は悪いけれど、値段やヴィンテージを考えれば結構いいんじゃないの?コストパフォーマンス的にはいいボトルに出会えたと思う。