北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0257】Sella e Mosca La Cala Vermentino di Sardegna 2008

 
 セッラ&モスカ ラ・カラ ヴェルメンティーノ サルディーニア '08
 
 暑くて疲れてうんざりな日には、軽い白ワインを。この品は初のサルディニア島ワイン。品種はヴェルメンティーノなので、たぶん疲れた日にぴったりだろうと思って抜栓。
 
 色はかなり緑がかった白ワイン色。モスカートダスティよりも緑。グラスには細かな泡がびっしりとついて、フリツァンテに近い。匂いは、少しトロピカルな匂いが混じっているけれども花畑がメイン。よくある匂いといえばよくある匂い?でも、値段を考えれば立派な匂いのような。
 
 味は、まずかなり炭酸っぽい味と舌に来る泡っぽさ。その後、苦みとフルーツ味が来る。コクと鉱質風味はかなりあって後味として残るけれど、炭酸っぽさのせいか、なんとなくゴツゴツしている。酸味は、この炭酸に由来するものがメインのようで、いわゆる「すっぱさ」とは微妙に違う。味と匂いの相性はなかなかで、軽いけれどもあまり飽きず、そうこうしているうちにスルスルと呑めてしまった。「炭酸っぽい」ということが、ちょっとチープではあっても微妙に持ち味になっているワインだと感じた。