北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0309】Courtiers Selection Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Narbantons 2006

 
クルティエ・セレクション サヴィニ・レ・ボーヌ・1er・レ・ナルバントン [2006]
 
 サヴィニ・レ・ボーヌの一級畑が2500円!クルティエセレクションという、なんだかよくわかんないワインとはいえ、この値段に釣られて買ってしまった一本。はてさて、どうなることやら。そういえば、以前に全く同じ畑同じヴィンテージのワインを呑んだことがある。違いがあるとすれば、購入元のネットショップぐらい。
 
 グラスに注ぐと、透明度の高い、ワインレッドというよりガーネットというような感じ。たぶんそんな路線だろうと思っていたので動揺せずに鼻をクンクンやってみると、サクランボっぽい香りがぷわーんと漂ってきた。この時点では、ちょっと匂いが強いかな、ぐらいの印象だった。
  
 で、さっそく口をつけてみると…とても軽い当たり。酸味もマイルドで甘みがすごーく柔らか。タンニンはあんまりうるさくない感じで、味がどれも小粒ながら端正なまとまりで、気持ちよくいただける。こういう小動物みたいな優れモノを期待していただけに、嬉しい限り。
 
 暫くすると、パラフィンやローソクのような匂いがぷんぷんと漂いはじめ、さらに強い甘さを伴った土っぽい匂い(土の壁を連想した)。さらに二時間ぐらいして、これらの匂いにイカ墨のような匂いまで混入してどんどん変化&パワーアップ。味はバランス秀逸、匂いがガンガン変化。これはいけてた!ギャンブルのようなお買い物は今回は当たり。前回の味は、一体何だったんだろう…。