北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0317】Pieropan Soave Classico Calvarino 2008

 
ソアーヴェクラシコ・カルヴァリーノ[2010]ピエロパン
 
 このワインは大好きなメーカーのソアーヴェ。一連のシリーズのなかで一番おいしく体験されたものを2380円という価格で入手できたのでありがたくいただいてみることにした。
 
 グラスに注ぐと、かなり黄色めいた色合いで、ジーニのソアーヴェのよう。前回はこんなに色が黄色くなかった筈で、少し気になるところではある。
 
 匂いは、テリテリとした甘みをえらく伴った感じ。ソアーヴェがこんな匂いだった記憶は無い。よく嗅いでいると、水仙のような匂いも混じっているような。
 
 味は、思ったよりもかなり酸っぱい。前回の記録では、八朔のように感じたと書いてあるけれども、今回も八朔風味の苦みと酸味は健在。ただ、今回はやや酸っぱさが強いように感じられ、意外と気になる。後味はスルリと軽快で気持ち良いけれど、舌の上での挙動がいまひとつ引っかかるというか。こんなにつっかかってくるワインじゃなかったような気がする。それと、なんか変な酔いかたになってしまったような。うーん、これははずれボトルを引いちゃったのかもしれない(それとも体調が悪いのか?)。少なくとも、前回の期待に応えてくれるような一本には程遠い。水仙のような匂いも、なんだか別人の顔つき。よくわからないものをひいてしまった。
 
 ※なんだか呑みにくかったので、翌日まで置いておいたら、かなり呑みやすく、酸っぱさが退いてフワッとした感覚が前景に出るようになった。匂いや甘みはそのまんまで、二日目のほうが美味い!ソアーヴェなんて早呑みに限ると思っていただけに、ちょっとびっくりした。なんだろこれ?