北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0348】Umani Ronchi Rosso Conero San Lorenzo 2007

 
“サン・ロレンツォ”ロッソ・コーネロ[2007]年・ウマニ・ロンキ
 
 平日の夜、おつまみも乏しいなかで何かを飲もうと思ったら、意外と選択肢が無く、そんななかで選ばれたモンテプルチャーノ・ダブルッツォ。こういうワインは、本当は軽いイタリア料理と一緒が一番いいのだろうから、もったいないといえばもったいない。
 
 グラスに注ぐと、不透明で濃い紫色の赤ワイン色。モンテプルチャーノな感じがする。匂いもそのままで、つばが出てきそうな、少しクリーミーな印象の混じった葡萄臭が控えめに匂ってくる。
 
 口に含んでみると、酸っぱさが襲いかかってきたけれども、その酸っぱさを柔らかい葡萄ジュース感と、微かに薬っぽい苦みがうまいこと和らげてくれた。この薬っぽさは、安いカベルネソーヴィニオンで高確率で遭遇するやつにも似ているけど、沸いてくるような葡萄ジュース感とクリーミーさのお陰か、まあまあ大丈夫。うまいこと組み合わさっているように感じられた。これでチーズやトマトパスタでもあれば最高なんだろうけどなぁ。