北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0366】Cornu-Camus Pierre Savigny Les Beaune 1er Cru Les Charnieres 2005

 
サヴィニ・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ ドメーヌ・コルニュ=カミュ レ・シャルニエール[2002]
 (※リンク先はヴィンテージが異なるうえ、たぶん売り切れてます)
 
 今日の夕食は、野菜卵サンドイッチと、生ハムやハーブハムの9種類詰め合わせ。よし、これなら立派な赤ワインにも対抗できると思い、以前すごくおいしかったメーカーのサヴィニ・レ・ボーヌをいただいてみることにした。
 
 グラスには、少しオレンジ色がかったような、ちょっと暗め&透明度の保たれたブルゴーニュ色。匂いは、一発目からサクランボのような若くておいしそうな匂いと、チョコレートたっぷりの甘そうな匂い、その奥に朽ちた木のような匂いが渾然としている。ローソクも連想したくなる。いきなりややこしい匂い。
 
 口に入れると、サクランボのような酸っぱさと甘さがドーンと広がり、その後一瞬渋みが広がったかと思うと、厚みとコクとバターのような後味が口のなかに残った。かなりの軽量級ながら厚みは伴っていて、随分忙しい風味の展開だと思ったけど、次第に落ち着いてきた。グラスが空になって注ぎ直すたびに、朽ちた木のような匂いとチェリー&チョコの匂いがドカドカ沸き上がってきてハッピーきわまりない。前回のようなロールシャッハ的なわけわからなさは幾分なくなったけど、そのぶん若くてクッキリ度が高まっている。もちろん、肉やサンドイッチとも良好な相性を示している。今回も満足のいくボトルだった。このメーカーのワインをあまり見かけないのが玉に瑕。