北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0374】Librandi Ciro Rosso Classico 2009

 
リブランディ チロ ロッソ・クラシコ '09
 
 今日開けるのは、イタリア南部の有名なワイン地帯から少し離れた、バジリカータ州の土着赤ワイン。
 
 グラスに注ぐと、透明度の高い、朱色を連想させるような赤ワイン。ロゼの濃いやつのなかには同じぐらいのものがあるんじゃないかというほど薄い色。匂いは、木の匂いというか樽の匂いというかが強く、奥の方からエタノール臭・クッキー臭・アメリカンチェリーのような匂いがこみ上げてくる。
 
 口に入れると、ビターチョコを思わせるようなコクと円やかさに、ヴァルポリチェッラ系の爽やかで軽快なサクランボの風味。重みや厚みはあまり無い、イタリアの軽量級ワインらしい味。タンニンはあまり強くなく、爽やかで飲みやすかった。変化や複雑さは無いけど、軽量級イタリアワインとしてはまずまず。ただし、これで1500〜2000円というのはちょっと高いような気がする。