北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0383】Luciano Sandrone Dolchetto d'Alba 2009

 
ルチアーノ・サンドローネ ドルチェット・ダルバ[2009]
 
 ピエモンテ州の赤ワインといえば、バローロバルバレスコ。ただしどちらも有名ドコロは10000円ぐらい出さないと手に入らないため、バルバレスコ生産組合以外はなかなか手を出しにくい。けれどもドルチェットやバルベーラならまだ手が出しやすく、メーカー占いをするには向いている…ということで、名前をよく聞くメーカーのドルチェットを試してみることにした。
 
 グラスに注いでみると、青みをかなり帯びた不透明で黒っぽい色。「赤紫」より「青紫」にかなり近い。匂いは、クリーミーさを強く伴いつつ、鋭い線香臭と、ベリー系ババロアの匂いが半々に匂ってくるぐらい。
 
 口に入れてみると、意外なほど酸味が強い…というより酸っぱい。苦みも目立ち、その後を渋みが幾らか追いかけてくるような展開。また、水っぽくもあり、軽くもある。序盤の印象はかなり良くない。呑み進めれば変化があるかな、と思ったけれども割と一辺倒。これはちょっといただけない。うーん、好感度マイナス2。