北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0401】Moet et Chandon Brut Imperial (N.V.)

 
モエ・エ・シャンドン ブリュット
 
 まず、最初の目的地・シャンパーニュ地方へ。小麦畑や森林地帯を抜けると、急に葡萄畑が広がりはじめた。モエ・エ・シャンドン本社に立ち寄り、ワイン貯蔵庫を見学したり、製法やナポレオン絡みの薀蓄を伺ったりした後、試飲の機会があったので一献。グラスにたっぷり一杯注いでいただいた。
 
 まず、桃の匂いがぷかーんと漂い、グラスを見れば金色がかった液体に綺麗で細かな泡。場所のせいもあってか、とてもおいしそうな気配。桃の匂いがこのワインから感じられたのは初めて。こんな感じだったっけ?
 
 味は、まず舌に青林檎っぽい爽やかさと甘さが感じられ、その後グレープフルーツみたいな苦味と酸味に移行した。去年いただいたドン・ペリニョンに比べると、やや粗い感じはするけど、後味は結構長く続いて気持ちいい。グラスの終わりごろになると、レモンっぽさが強くなって、もうちょっと鋭い感じに。呑んだ場所によるバイアスが相当かかっていると推定されるにせよ、「無印モエってこんなに旨かったっけ?」と首をかしげるほどおいしかった。