北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0416】Jean Javillier & fils Volnay Caillerets 2006

 
 
 
 今日の夕食は、豚の角煮、ベーコン入りのフランスパン、パニーノ、ひじき、味噌汁。洋食が来たので、ひとつ、ブルゴーニュをいただこうと決意。こいつはヴォルネ一級畑、カイユレで、前に2005年ヴィンテージを呑んで大喜びしたことのあるもの。このボトルは2006年ながら、なんと3500円という信じられない価格で入手できた。
 
 今回は、以前よりも薄めの赤ワイン色。よくよくボトルを見ると、アルコールの度数も0.5%低い13.0%。匂いをかぐと、甘いチョコレートのような匂いが中心になって、葡萄や揮発性の匂いがフンワリ。線香系の、背筋のピンとした匂いが少し混じっていて、わりと上品な印象を受ける。
 
 口をつけてみると、羽の生えたような軽い飲み口に、ビターチョコレート並みの弱い甘みとコーヒーのような匂い、酸味はしっかりしているけど円やかで、しかも気持ちの良い果実味を伴っているので楽しいと感じる。タンニンも存在はするけどこれもこなれていて柔らかい。軽いんだけど、コクは非常にあるし匂いや味が「パッと明るい」。前回2005年産の時のような爆発的な力は感じられないけど、好みのタイプだと思う。
 
 ※この値段ならまた買おうと思って購入店にまた行ってみたら、もう売り切れてた。しようがないか。