北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0425】Feudo Monaci Carusa te oru Salento Bionco 2008

 
フェウド・モナチ・カルーザ・テ・オル・サレント・ビアンコ
 
 今夜のワインは、イタリア南部で手堅い赤ワインを色々つくっているMonaci社のワイン。色合いは、少し緑色がかった感じで若々しい印象を受ける。匂いは微弱、わずかにママレモン系の匂いが漂う程度。
 
 口をつけてみると、ちょっと強すぎる酸味が襲い掛かってきてびびってしまう。けれども、おつまみのアーモンドやチーズと一緒にやるぶんには、酸味がまろやかになって、爽やかな飲み心地が気持ちよい。強い酸味でやたら引っ張っていて、その後から果実味が雰囲気が追いかけてくるようなところがあるにせよ、値段を考えればまずおいしく、三桁ワインとしては次第点。味が水っぽいと感じるようになったあたりから、鼻腔に芝生のような匂いがみちるようになってきたので、思ったよりも飽きずに済んだ。
 
 その一方で、同価格帯の新世界ワインともう少し差別化ができていてほしいと思う。まさか「強い酸味がイタリアの個性」「芝生や草がイタリア安ワインの個性」?いやいやそんな寂しいこと言わないでくださいよ。1500円を超えるとイタリア白ワインは相当あれこれ考えさせられるチャンスが多いけど、1500円未満は一律にこの手の路線だと、悲しくなっちゃいます*1。…とか言いつつも、イタリアの安白ワインはこうでなきゃという気もする。うんともかんとも。こういうのはパスタと一緒にお昼に飲まないと意味が無いのかもしれない。
 

*1:ただし、赤ワインは時々安く軽い品のなかに不思議なやつが混じっていて面白いけれども。