北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0436】Fontodi Chianti Classico 2006

 
キアンティ・クラシコ[2006]
 
 今日の夕食は、卵サンドイッチとスペイン産チェリソ、大根と蕪の葉の味噌汁。この食事に、前回かなり評価が高かったキャンティ・クラシコを合わせてみることにした。
 
 匂いは、やわらかスミレキャンティ臭がメインながら、甘いザラメ糖のような雰囲気とトーンの高さを伴っていて立派そうな面持ち。口に運ぶと、以外なほど酸味が強く、(シラーなんじゃないの?)と思いたくなる梅っぽさと、少し棘のあるようなタンニンが気になる(ただシラー系でよく体験する、コーヒー方面の感触は皆無)。単体で呑む分には、ちょっとがさつな印象を受けてしまう。それと、こんなに酸っぱくて痩せ痩せだったっけ?
  
 食事に合わせると、円やかでチェリーのような酸味がとても心地よい。特にチェリソとの相性はとても良く、このときばかりは良い感じ。でもそこそこの赤ワインだったらみんなそうだよねと言われればその通りで、評価に困るところ。ただし暫く経つと、後味に土や泥の気配が感じられるようになりはしたけど。悪くはないけど、前回に比べると少し元気の無い印象を受けた。