北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0444】Matua Hawkes Bay Sauvignon Blanc 2010

 
マトゥア ホークスベイ ソーヴィニヨン・ブラン 
 今日の夕食は、やけに霜降りっぽい国産牛肉、パスタサラダ、卵サンド。このメニューにどういうワインをあてるか?はじめに思いついたのはキャンティ・クラシコだったけど、トスカーナの牛肉はこんなに脂っぽくは無い筈。暫く考えて、なぜかニュージーランド産の白ワインを選んでしまった。
 
 色は、少し緑色がかった普通の白ワイン色。匂いをかいでみると、初期段階ではオイリーな何かに加えて、メロンやビワを連想させるような匂いがする。あまり草っぽさは感じられない。
 
 口をつけると、草原のようないい匂いとメロン的な甘さ、それと“少し粉っぽいような”酸味。ソーヴィニオン・ブラン種として矛盾しない感じ。苦みはあまり感じられず、メロン的な甘さ――このあたり、同じ草原風ワインでも先日呑んだやつとは大分雰囲気が違う。
 
 食べ合わせ的には、卵サンドと一緒にやると妙な味になり、ワインの温度が高くなってきたせいか猫のおしっこのようなにおいが気になりはじめてしまった。肉と一緒にいただくと、肉の脂身は切ってくれるけれども、酸味が変な感じで目立ってこれもいただけない。パスタサラダと一緒にやると、キュウリか紫蘇の匂いが引っ張り出されてこれまた残念。ワインそのものは(猫のおしっこ臭を差し引いても)かなり良い感じだったけど、やっぱり素直に赤ワインを選んでおけば良かった。今度からはもっと普通の組み合わせで行こう。