北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0460】Cusumano Angimbe 2009

 
クズマーノ アンジンベ[2009]  
 
 夏が終わったのに、夏向けのワインがごろごろしていてちょっとやばい。在庫処分の一環として、今日はシチリアのワインを選ぶことにした。メーカーは、あまり値段の高くない土着ワインをたくさんリリースしている、クズマーノ社のもので、シャルドネ30%インソリア70%らしい。いつものとおり、ガラス製のとても便利な栓を抜いての対峙*1
 
 色を見ると、輝く黄金色、とても綺麗で濃そうな見た目をしている。においを嗅ぐと、あまり強くないながら、メロンとパイナップルの中間のような、ややトロピカルな匂いがする。
 
 呑んでみると、意外と薄味な第一印象で、まるでみかん系の清涼飲料水(ミネラルウォーターにみかん系のフレーバーをつけたような)を連想させる感じで、後味は、オレンジジュースを水で薄めたような。呑みなれてくるにしたがって、レモンっぽい酸味が次第に上顎から舌の奥にかけて強く感じられるようになり、軽いけれども酸味のしっかりした、芯の通った印象になった。しかもオレンジのフレーバーがだんだん和風の、柚のような?感じになってきた。シチリアだけど、なんだか和風料理に合いそうな、爽やかでちょっと面白い趣き。
 

*1:スクリューキャップよりさらに便利なので、こっちのほうが普及して欲しい