オー・ボン・クリマ ノックス・アレキサンダー [2007]
続いて、「ハズレの少なそうなやつ」をと思い、カリフォルニア赤ワインの有名どころを選んでみた。楽天での価格は大体5000円台だけど、入手価格は4000円を切っていた。どうもカリフォルニアワインの値段がよくわからない。
そんなに濃すぎない、わりと普通のピノ・ノワール色の液体からは、イチゴミルクみたいな匂いと木材のような匂いがすごい勢いで上がってくる。他の匂いはあまり連想されないけど、いかにも甘くておいしそう。
で、呑んでみると、匂いの予感の通りというか、酸っぱさは控えめでほんのり甘い(ただ、料理と合わせるとそれなりに酸味が意識される)。重さは感じないけれども充実感があって、飲み応えがけっこうある。タンニンもまったりしていてとても呑みやすい。
もし難癖をつけるとしたら、一本調子で発酵系の匂いをあまり感じないところ*1。でもワインにそれほど慣れていない人とピノ・ノワールを呑むなら、こういうやつのほうがいいのかも。
*1:ひょっとしたら一つ前のシャンパンが発酵系すぎたのかな?