北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0467】Castellare di Castellina Chianti Classico 2007

 
 カステラーレ・ディ・カステリーナ キャンティ・クラシコ
(※ヴィンテージは多分異なります)
 
 今日の夕食は、牛肉を塩と胡椒だけで焼いたもの・和風サラダ・ジャガイモ料理。これに、以前おいしくてびっくりしたキャンティ・クラシコをぶつけてみることにした。ヴィンテージは前回と同じく2007。二匹目のドジョウがいてくれたらいいなと思いつつ。
 
 グラスに注ぐと、色はちょっと黒ずんだ不透明で濃い赤ワイン色。青紫っぽさは殆どゼロで、赤紫〜茶色側にいくらか傾いている。匂いをかぐと、柔らかくて少しトーンの高い果実味っぽい感じに加え、どこか小豆っぽい匂いのように感じられる。なんだかおいしそう。
 
 口に運ぶと、匂いのイメージを裏切らない、キャンティらしい柔らかくてまろやかで、少しバイオレットな印象の甘みと苦みがじんわりとやってきた。それと同時に、高級なお汁粉を思わせるような、ほっこりとした&偉そうで粒度を伴っているような甘みも。これはやっぱり美味いぞ!飲み慣れてくると、コーヒー系のいい匂いを連想したりもする。今までキャンティ・クラシコでコーヒーを連想したことがあまりなかったので驚いた。
 
 で、牛肉と一緒にいただくと、今度は苺とブルーベリーを搾ったかのような、フレッシュ&酸味&甘みな果実っぽさがジュワワーッと口のなかに溢れて、全く違った表情に。肉の脂身がすっきりして、とてもいい感じだった。トスカーナの牛肉料理ともさぞ合いそう。やっぱり料理と一緒じゃないと、この種類のワインはかわいそうなのかも。
 
 ※翌日、半分を残して再度挑戦。匂いが森の古い切り株みたいな方面に発展し、苦みが強まって全体的に引き締まった&力強い印象に。前日が女性的だとすると、翌日は男性的。やっぱりいいワインだと思う。