北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0474】Nicolas Potel Volnay 1er Cru Champans 2007

 
ニコラ・ポテル ヴォルネイ 1er Cru (注意!:リンク先は畑名とヴィンテージが異なります。見た目はこんな感じ)
 
 今日は、久しぶりのヴォルネのワイン。色は、思った以上に黒っぽくて濃いピノ・ノワール色。ヴォルネにしては凄い色。匂いをかぐと、まずは木の樽のような甘い匂いがブワッと来て、その後、ちょっと精気のあるような元気のいい葡萄臭がして結構いけている。
 
 味わってみると、ちょっと酸っぱすぎるかもしれない。絞られるような酸味が中心。でも、呑みなれてくるにつれて、酸味よりもコクのような成分が後味に強まって呑みやすい方向になってきた。まったりとしている。あと、意外と背筋というか骨格というかがしっかりしていて全然ナヨナヨしていない。「軽くても吹いても吹き飛ばない」ような。そうこうしているうちに、ベリーのようなかわいらしい果物臭と、腐った切り株のような面白い匂いが混じってきて立派な匂いになってきた。ゆっくり飲める一本だった。