北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0506】Neil Ellis Cabernet Sauvignon Merlot Stellenbosch 2009

 
ニールエリス カベルネソーヴィニョン 2009
 (※リンク先にはメルローが入っていません!)
 
 南アフリカの赤ワインは値段の割においしい*1と思うことが多いので、こいつを買ってみた。これはメルローもブレンドした品で、なぜか楽天では引っかからない(上記もカベルネオンリーの品)。きっと呑みやすいワインと思っての開栓。
 
 色は、若干青みがかったフレッシュな印象の紫色で、とても濃い。透明度が全く無く、光にかざしても真っ黒。で、開栓した時から、カシスムースの匂いがパーッと漂い、グラスに鼻を近づけると、埃っぽさ満点の果実臭・トマト系野菜?臭がする。胡椒のかかったピーマンの匂いも伴っている。おいしそうだ。
 
 口をつけると、控えめな酸味と血っぽい(トマト主体の昔の野菜ジュース的)濃さが前景の、とにかく鮮度満点な味が口のなかで炸裂した。口のなかを通り抜けていく時に、埃っぽい風味が入ってきていかにもそれらしい風味。苦味も過不足ない感じで、タンニンは滑らかで控えめ。ちょっとインクっぽくもあり、全体としては大柄でパワーが強い。我が家ではカベルネやメルローのワインは飲みなれないけど、こいつはとにかくおいしかった。やや一本調子だけど、文句を言ったら罰が当たる価格帯かも。
 

*1:それも、呑みやすいタイプのおいしさ