北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0529】Cono Sur Melot Reserva 2009

 
コノ・スル メルロー リゼルヴァ
 ※リンク先はヴィンテージが異なるかもしれません。
 
 チリワインの定番コノ・スルの未飲シリーズのなかに、メルローのリゼルヴァがあることが判明したので、呑んでみることにした。そういえば、メルローという品種を単品で呑むこと自体、えらく久しぶりのような気がする。
 
 色は、透明度ゼロに近いとても濃い紫色をしている。匂いをかぐと、ほんの少し煙突っぽい匂いとバイオレットリキュールのような匂いを伴った、深くて甘い果実臭がする。思った以上に煙突っぽい匂いがしたのでびっくりした。
 
 口に入れると、匂いそのまんまの豊かな果実味。ちょっと墨汁っぽく、僅かに甘酸っぱさをも伴っていて、かつ柔らかな甘味。タンニンは穏やかなほう。飲み込む際に、鼻腔にバイオレットな匂いがふわーっと抜けて幸せな味がする。
 
 これで1100円とはおそるべし。さすがのコノ・スル!しかも、後半になると微妙に木材かおかくずのような匂いが混じってきて、コノ・スル社のワインにありがちな一本調子な弱点もあまり気にならなかった。びっくりした。
 
 ※翌日も概ね同じようなおいしさだった。