北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0559】Chateau Haute Tuque Bordeaux 2007

 
シャトー・オー・ トゥク
 ※リンク先はヴィンテージが異なります。
 
 今日は、夕食後にチーズをかじりながらボルドーの赤ワインを。なんとなくボルドーをまとめ飲みしてみたくなったので、ボルドー6本セットを買ったら入っていたボトルのひとつ。
 
 まず開栓してみると、いきなりものすごい量の澱が出てきてギョッとした。コルクからは良い匂いが漂ってくるけど、この澱のままではまともに飲めそうにない。なのでデキャンタに移し替えてみることにした。この作業をしている間じゅう、ちょっと埃をかぶったような甘い匂いが漂ってきて、うまそうだなー楽しみだなーという気分が盛り上がってきた。普段めんどくさがってやらないけど、デキャンタも悪くないなぁとか。
 
 グラスに注いでみると、辺縁以外は黒っぽくて不透明なワインレッド。デキャンタしていた時よりも新鮮な果物臭がツンと混じっている。口に入れてみると、えらく若くて瑞々しく、大体滑らかな飲み心地なんだけどほんの少しの酸っぱさが唇の回りに残る(不快というよりアクセントな感じ)。口に入れると埃っぽい風味が一層鼻にぬけていく。そんなに濃くもなければ重くもなく、甘さ愛嬌もあんまり無く、若さ余ってかトマトっぽさを伴っているけど、トータルで廉価なボルドーの雰囲気満点、なのかなと思った。呑み進めても変化が乏しいのは…仕方ないか。
 
 ※翌日になると、ほんの少し甘みが出て愛想するような感じになった。こっちのほうがいいかも。