北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0560】Chateau Champs de Lucas 2006

 
 シャトー シャン ドゥ ルカ 赤
 
 今回も、ボルドー6本セットに入っていたボルドーワイン。AOCボルドーで、ブリュッセルコンクール2009金賞受賞作品だとか。○○賞金賞ってことは、美味いかどうかはともかく、大ハズレということは無いんだろうなと思いつつ抜栓。色は昨日のボルドー赤よりも少し薄くて透明度もやや高く、匂いはほっこりとした甘そうなタイプが弱々しくやってきて、埃っぽさは少し後からやって来る。
 
 口に入れると、うわっ酸っぱい!古くて酸っぱいというより新鮮で酸っぱい感じだけど、酸味が強くて押され気味。こりゃかなわないと思って急いで呑んじゃうと、喉ごしほっこり。埃っぽさは弱いけれど、果実味の豊かさ・甘さはなかなかのもので、酸っぱさに慣れて来ると愛想がいいやつだなと思えるようになってきた。ただ、ワインと人との距離感というかが近すぎるというか……ボルドーにしては、馴れ馴れしい人だなぁと思った。
 
 ※翌日の最初の一杯は、さらに酸っぱさが長くしつこく出張ってくるようになってしんどい展開。その後も酸味が強めだったけれど、途中からバルバレスコのようなトーンの高い揮発臭と、お汁粉のような粒度を伴った甘さが出てきて、なんだかよくわからないけど嬉しい展開に。とにかくも満足できた。