フィリップ・ボレール ピノ・グリ2010
今日の夕食はきつねうどん。だいぶ暖かい日なので、うどんの後に、チーズをかじりながらアルザスの白ワインを選んでみることにした。品種はイタリアでいうピノ・グリージョ(ピノ・グリ)。
グラスに注いでみると、色はまずまず白ワイン色。「ピノ・グリは赤みがかっている」とか聞くけれど、こいつはそういう印象をあまり受けない。匂いは、いかにもピノ・グリっぽいキューンとした新鮮なやつが、グラスの中心から鼻に飛び込んでくるような。
口に入れてみると、薫製のような煙たさを伴っていてちょっとびっくりした。軽めの酸味に夏蜜柑っぽい甘さがあって、やや甘口・後味さっぱりでえらく呑みやすい。ライトな飲み物のくせにかなりミネラルを伴っているので、飲み応えはなかなかで、後味に植物の茎のようなイメージが沸いたり、退屈しない感じだった。