北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0592】Campassos Brut (N.V.)

 
カンパッソス ブリュット
 
 暑くなるとどうしても泡モノが欲しくなる…そんななかで、900円を切っているカヴァを発見したのでこれを開けてみることにした。グラスに注いでみると、色は普通のスパークリングワイン然とした色合いながら、泡がとにかく細かくて沢山で、泡の上昇速度もゆっくりしていて、ちょっと見栄えが良い。匂いは清々しいグレープ臭&パンっぽい匂い。
 
 口に入れてみると、驚くほどの甘みがジュワッと来た後、適度な苦みと酸味が来る感じ。まずくはないし、口のなかに広がるパンっぽい匂いも良い感じなんだけど、甘みがなんとなく変な感じがして首をかしげる。この甘みは……ダイエットコーラみたいなゼロカロリー清涼飲料の、あの甘みに似ている!後味にもこの甘みが妙に残って、ちょっとだけ変な感じがする。そのうち、後味にバターのような不思議なコク(たぶん、この甘味料っぽい感触と関係があるような気がする)が残るようになって、なんとも独特な感じに。この感覚、嫌いな人はたぶん嫌いなんだろうけれど、そこさえ目を瞑れば値段の割においしくて立派なスパークリングワインだと思った。
 
 ところが、半分ちょっとぐらい呑んだ時点で頭がキンキン痛みはじめてきた。このワインのせいなのか、体調のせいなのか。泡がなくなるのを覚悟の上で半分残して明日呑もうか、今日呑んでしまおうか。結局全部呑んでしまったけど、頭が痛い。健康面を考えるにつけても、泡モノのたびに全部呑むのはあまりよろしくないと思うので、今後はちょっと考えなければ、と思った。