北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0593】Nicolas Rossignol Savigny-Les-Beaune 1er Cru Les Lavieres 2006

 
[2006] サヴィニー・レ・ボーヌ ルージュ 1級畑 レ・ラヴィエール
 
 今日は焼き肉をジュージュー焼きながらキアンティクラシコを呑もう…と構えていたのに、急遽焼き肉が中止になってしまって、うどんを啜ることになってしまった。この悔しい感覚をどうやって埋め合わせるか考えているうちに、どこでどう間違ったのかブルゴーニュを選んでしまった。これは、ヴォルネ村名2002がとてもおいしかったメーカーのもの。
 
 色をチェックすると、かなり薄めで赤みがかった、なんともブルゴーニュらしい色合い。グラスに注ぐ段階から凄い匂いが漂っている;ストロベリーガムの匂い、ローソクのような匂いから転じて、新品のプラスチック製品(開封したてのパソコンとか)に似たような面白い匂い。揮発性が高いせいか、背筋のしっかりしたすーっとした匂いに感じる。
 
 口に入れてみると、とても軽くて羽の生えたような呑み心地だと感じた。口に入れて数秒後、ベリーな甘み→酸味がジュワワーっとやってきて、イチゴガム&ローソク&プラスチックな芳香が鼻から頭に上がってくるような。濃淡という意味ではちょっと水っぽいような気がしなくもないけれども、果実味豊かでゴクゴク呑んでしまいたい気持ちになる。でも、野暮臭くない非常に澄み切った果実味に、ほんの少しだけ森の切り株のような匂いが混じっているこのワインを、ゴクゴク呑むなんて勿体ない!ちびちびちびちび、おいしいおいしいと思いながら呑み進めた。
 
 ※翌日、密封容器に保存しておいた半分近くを呑んでみることに。酸味が強まって酸っぱさが少し気になるようになったけれども、基本路線は変わらない。で、森の切り株臭は昨日よりも強まった感じに。二日目なりに善戦しているように感じられた。