北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0601】Gaston Andre Pere et Fils Chablis 2010

 
シャブリ(ガストン・アンドレ・ペール・エ・フィス)
 
 今夜はずいぶんご無沙汰だったシャブリで。色はかなり薄めの白ワイン色で、わずかに緑色がかっているように見える。グラスに注ぐ段階から、米麹のような・米櫃のなかのようなにおいがしっかり漂ってきて、その後から酸っぱそうな果実臭が追いかけてくる。
 
 口をつけてみると、口をすぼめたくなるような酸味の強い白ワイン味。で、アルカリ土類金属イオンがコントレックス並みなんじゃないかと思うような鉱質がグワーッとやってきて割とびっくりする。鉱質がこんなに豊かで酸っぱいのに、あまり大柄感やしっかり感が感じられず、思ったよりも落ち着かない。ミネラルと酸味がしっかりしていて、果実味もそれなり、後味にもしっかりとした苦みが残るのに、この落ちつかなさはなんだろう?マグネシウムが強すぎるせいなのか、酸味がごつすぎるのか?米麹のせいなのか?
 
 こういう酸味の強烈なワインっていうと、カンパーニャ州の白ワイン三強が連想されるけど、あのへんと比べると何が違うんだろう?香りがひたすら米糠&酸っぱいのがいけないんだろうか?うーん?
 
 ※翌日は、アルカリ土類金属イオンっぽさがめっきり目立たなくなって、とにかく酸っぱくて米糠っぽい、巡り巡って日本産白ワインのような妙ちくりんな味わいになってきた。うーん、イマイチ。