北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0641】Albert Bichot Domaine Long-Depaquit Chablis Grand Cru Les Clos 2004

シャブリ・グラン・クリュ・特級・レ・ヴォーデジール[2004]
 
 続いて登場したのは、シャブリ特級、2004。シャブリは何度も呑んでいるけれども特級を呑むのはこれが初めて。色をチェックすると、黄金色をしていて、いかにも充実しているっぽい色合い。匂いはさほど強くなく、マンゴーやパパイヤ系統のような、ちょっと南国フルーツ系の匂いがする。思ったよりは匂いが強くない。
 
 口をつけると、まず酸味がゾゾゾゾーッっと舌の上に刺さってくるような。ミネラルの強さは当然として、黒酢から酸っぱさを少し削ったような、そういう後味がする。ブルゴーニュの白一級の他の連中と違って、蜂蜜っぽさがあまり感じられない。呑み進めていくと、酸味の槍のような鋭さに果実味が伴うようになって、それなり幅の広いワインという雰囲気に。ちょっとだけ蜜っぽさも伴ってきたかもしれない。それなりいい感じだけど、コート・ドール一級の白ワインのアタリのような強烈さはなかったかも。