北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0699】Chauvenet-Chopin Bourgogne Pinot Noir 2010

ショーヴネ・ショパン ブルゴーニュ・ピノノワール 2010
 
 このワインは、ワインに手を出したさんのところで74点を取っていた平ブルゴーニュ。2010年のヴィンテージのブルゴーニュは初めてになるので、とても楽しみな一戦。
 まず、色を見てみると、黒すぎず薄すぎない、えらく真ん中ぐらいのピノ・ノワール色。青っぽいニュアンスも、新世界の一部のピノ・ノワールにあるような茶色っぽさもあまり感じない、ニュートラルな感じ。匂いをかいでみると、澄んだ果物の匂いがした後に、ちょっと籠もった、小豆のような粒度の感じられる匂いが入ってきた。ボジョレーにも感じるほっこり臭にも似ている。
 
 口に入れてみると、がしっとタンニンがやってきて、軽い甘みとしっかりとしたコク、後味には酸味がすーっと残っている。コート・ド・ニュイ方面の味?ローストビーフや手羽先に合わせると、バイオレットのような風味がよぎるような(イタリア系のワインでよく言うところのスミレ風味に比べると、なんかリキュールみたくきついような)感覚だった。なんかこのワイン、濃いなー。自分が呑むブルゴーニュのなかではがっしりタンニンなお陰か、外骨格のガッチリした男性的なワインと感じる。こいつだけを呑むと、2010年のブルゴーニュは長熟系のやつを寝かせて楽しむのがよさそうに思えるけれども、こいつ一本ではなんともかんとも。もっと呑み進めてみよう。
 
 ※二日目になると、ちょっとのっぺりして、デュバンのコート・ド・ニュイ2009の時のイメージにちょっと近づいた。