ヴォルネイ・1er・クロ・デ・ザングレ[2009]
続いてこちらのブルゴーニュの一級、ヴォルネの2006を抜栓。色をみると、意外なほど黒っぽくて透明度もあまり高くない。これって本当にヴォルネなの?というような。2006年というヴィンテージって、こんな濃さが生まれる年だったっけ??匂いをかぐと、はじめはローソク臭、揮発性の強い匂いがガンガンに来るけれどもそれ以外の匂いはあまりはっきりしない。
で、口に入れてみると、意外なほど濃密な果実味、味のレベルでもヴォルネっぽくない。ものすごく濃厚な果実味で、舌触りがザラザラしている呑み心地。酸味は穏やか&爽やかで、タンニンもそれなりあるけれど果実味の強さに比べればさほど顕著ではない。飲み始めてからは匂いの次元にも、柔らかいイチゴミルク(しかしミルクっぽさが勝ちすぎるでもない)が感じられて、意外なほど果実味が優勢、揮発臭を上回るようになった。
おいしいワインだけど、ヴォルネとはかけ離れた、もっと果実味の強いタイプのブルゴーニュワインのように感じた。ボーヌとかそういうの。
※ああ、そうだ、これに似ているんだ。
【0402】Guy Saget Saumur La Muronniere Pinot Noir 2008 (ハーフボトル) - 北極の葡萄園