北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0721】Antech Brut Grande Reserve 2009

 
Antech Brut Grande Reserve
 
 お正月が終わったのに、なんとなくスパークリングワインが欲しい状態が続いていて、在庫にもたくさんあるので順次呑んでいる今日この頃。こいつは、色を見るとスパークリングワインとしてはかなり黄緑色っぽい明るくて濃い色合い。泡は非常に勢いよく、早く上昇している。匂いをかぐと、普通のスパークリングワインよりもフルーティーで、琵琶や黄桃のような匂いが混入しているのが印象的。
 
 口をつけてみると、炭酸の強さがギュッときて、白ワインっぽい酸味はあんまり強いとは感じられない。風味にびわや黄桃っぽさがあるほかは、意外と味は淡泊、敢えて言えば苦みが少し強いかな、というぐらい。大抵のスパークリングワインよりはフルーツ感覚が前面に出ていてフレッシュな風味だけど、じゃあそれで味の印象が濃いかというと、不思議なもので意外と印象に残らない。味のスペクトルは変わっているのに、泡モノとしてはえらく薄味&印象に残らないという、そんなワインだった。