北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0722】Georges Duboeuf Morgon 2007

モルゴン[2007]年・ジョルジュ・デュブッフ
 
 今日の夕食は、豆乳鍋。こういう夕食の時にはどういうワインならマシな食べ合わせか迷って、気付いたらクリュ・ボジョレーを選んでいた。こいつは1500円なので、そこらのボジョレー・ヌーボーと同価格。
 
 まず、色をチェック。少しくすんだような小豆色っぽさのある赤ワイン色、黒さは黒いし茶色にやや近いけれども、なんともはっきりしない色合い。匂いはボージョレに典型的、小豆の煮汁のような匂いと、チェリーの砂糖漬けのコーティングされたやつのような、チープなかわいらしい甘い匂いがする。
 
 口に入れてみると、苦味と酸味が来るけれどもほっこり粒度のある舌触りのお陰か、はたまた例によっていつもの「ゴボウのようなミネラル&土くささ」のお陰か、意外ときつくない。酸味はとても軽くて迫力は無く、チェリーの砂糖漬けのような風味の内側に体よくおさまっているけれども、まとまりという意味ではとてもよくまとまっていて、こじんまりとうまい。そうこうしているうちに、アーモンドのような匂いやコーヒー牛乳のような匂いも。人を平伏させるようなワインではないけれども、素朴で飲みやすく、それでいて個性も変化もあるなかなかいいワインだと思った。やっぱりモルゴンって当たりなんじゃないかとか思った。