北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0787】Etienne Sauzet Puligny-Montrachet Les Perrieres 2007

 
ピュリニー・モンラッシェ・レ・ペリエール[2007]
 
 久しぶりに上等の白ワインを空けてみる機会が!まず、色をみると、金色に輝いているけれどもそれほど色が濃いわけではないようなタイプの色。まあまあ。匂いをかぐと、まず焼きリンゴと青リンゴが同居しているような甘い匂いと酸っぱそうな匂い、それとハチミツクッキーが来てものすごく立派。少しローソクのような匂いが混じっているのが独特で、以前のシュヴァリエ・モンラシェほどじゃないけれども少し大理石がかった感じがする。
 
 口をつけてみると、酸味は控えめで焼きリンゴのような甘みが来るんだけど、このときのコルトンシャルルマーニュに似た、ごっつい感じがする。いや、酸味はそれなりにあるんだけれど、他の味の要素がしっかりし過ぎていて相対的に目立たない。なんていうか、風味のポリフォニーが呑んでる間ずっと続く。余韻はそれほど長くないけれどもニュニュっとしていて、グラスに鼻を突っ込んでいる間〜口にワインを含んでいる間は至福。
 
 ちょっと間を置いてみると、物凄く新鮮な、青々とした匂いがすることもあったり、八朔みたいな苦味がよぎることもある。これ、実は凄いワインなんじゃないか?もちろん有名メーカーのブルゴーニュ白一級なんだからそれなりなんだろうけれど、ネームバリューを乗り越えてびびらせるものがあったと感じた。
 
 ※二日目には、少し酸味が強まって水仙っぽい匂いに傾いた。まだまだ頑張っている様子。なかなかのもの。