北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0798】Rocca Ventosa Pinot Grigio 2012

 
カンティーナ トッロ ピノ・グリージョ
 
 今日はひたすら文章作成に追われて、心身ともにくたくた。こんな日に上等すぎるワインを飲むのは勿体ないし、さりとて、なんにも呑まないのも寂しい……ということで、またもや安イタリアワインに白羽の矢が立った。こいつはよくわからなくて安価なピノ・グリージョ。
 
 色は、薄いけれども透明感があって金色方向にピカピカしているような白ワイン。匂いは、非常に澄み渡った、グレープ味のガム+ハッカ+蜂蜜みたいないい匂いで、とってもおいしそう。口をつけてみると、たっぷりとした感触と膨張感はさすがピノ・グリージョなんだけど、酸味が素晴らしい!ブルゴーニュ白よりもカンパーニャ州の土着白ワインにありそうな、澄んでいるけれどもゴワッとした豪快さを伴った、スカッとする酸味が膨張感を支えるようにやってきた。夏蜜柑のような苦さを伴った甘みもあって、これが疲れた身体に染み渡る。あーこれは美味い。しっかりしているけれども爽やかで、身体をいじめてくるようなところがない。飲み干したグラスの匂いをかぐと、生意気にも柿ピーのような匂いまで伴っている。びっくりさせられた。
 
 ※翌日呑んだ残りは割と平凡な、けれどもペラペラなワインではなかった。魔法は解けてしまったけれども標準的。