北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0813】Domaine Chandon de Briailles Savigny-lès-Beaune 1er Cru Les Lavières 2003

 
サヴィニ・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・ラヴィエール2003
 
 今日は、肉のお店でごつくて立派な牛肉と一緒にワインを。いろいろ考えた挙げ句、このサヴィニ一級ラヴィエールを発見した。薄口だろうけれど、2003年だし飲み頃であって欲しいと期待しての一献。
 
 まず、コルクを抜いて注いでみると色は鮮やかで、透明感のあるピノ・ノワール色。で、匂いがいかにもというか、ローソク主体の揮発臭が来て、その後ろから果実の匂いが追いかけてくるようなタイプ。口にすると、「フルーティーな酸味」がかなり強くて軽く、タンニンはあまり感じられない。余韻が独特で、牛乳の飲み終わりみたいなニュニュっとした感覚を覚える。で、牛肉を相手取ると、牛肉があまりにも美味すぎてこのワインが負けている。けれども「品の良さ」はしっかりしていて、牛肉の一緒の間もしゃんとした感じがしてだれてこない。しかも、しめった裏庭の土みたいな匂いも盛り上がってくるので、それなり変化はあって、一級の面目躍如。ごついワインじゃないけれど、小さくてしゃんとしたペルシア猫のようなやつだった。