北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0832】Tedeschi Valpolicella Classico Superiore 2011

 
テデスキ ヴァルポリチェッラ クラシコ スペリオーレ
 
 久しぶりにテデスキのヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペオーレ*1をやってみることにした。確か軽量級でおいしいタイプだったと思うけれど……匂いをかいで感じたのは「ボルドー」。落ち着きのある、煮豆や茸やブルーベリージャムを連想させるようなホッコリ系の匂いがする。色は、ガーネット色と言うのは暗すぎて、ほとんど不透明に近い。こんなワインだったっけ?
 
 口をつけてみると、タンニンのふさふさとした、ビターと酸味が先行するワイン。果実味はあるけれども味の次元では控えめで、口をつけてからは鼻腔経由で果実味が伝わってくる。えらく落ち着いた雰囲気で、味の面では、コート・ド・ニュイの赤ワインを連想するような。ところどころ、甘いジャムのような成分がよぎったり、煙のような(ボルドー!)って言いたくなるような匂いが強まったり、草の茎のようなエッセンスが感じられたり。これ、ブラインドで出されたら何って答えるんだろう?昔は素直においしいおいしいと呑んでいた銘柄だけど、今呑むと、他のワイン達の姿が連想されて、こいつをどう鑑別すればいいのか見当がつかない。
 
 ※翌日に呑んでみると、もう少し酸味の強くなったけれども、だめになったというより果実がフレッシュになったような感じで、良かった。

*1:長い!けれども一字でも省くと違う品と認識されるのできちんと書くほかない