北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0840】Finca Timonares Losares Crianza 2008

フィンカ・ティモナレス クリアンサ
 
 このワインは安ワイン道場さん(2013/06/29)で高評価だった激安赤ワイン。空けてみると、紫色がかった黒っぽい色合い。匂いは、スペインワインでよく嗅ぐ、紫色の蚊取り線香を連想するような、線香系の匂いがまず感じられた。少し煙っぽい線香。「醤油の匂い」と言われるとそうかも。
 
 口に入れてみると、ああ、なるほど醤油って言われたらそうかもしれないという気がする。えらく辛くて、甘味は感じられるけれどもキツい。ボルドーワインとかで「埃っぽい匂い」って書くけど、こいつは味にまで埃っぽさが染み込んでいるぐらいに味が濃い。甘味はしっかりしていて、酸味も案外しっかり体感されるんだけど、この埃っぽさが独特で、上顎にタンニンと一緒にへばりついているような。硬派なワイン、と感じたけれども、今日はあまり打ち解けてもらえず。
 
 ※翌日呑んでみたら、うーん、ちょっときついままかも。果実味が強まってきたように感じたけれども打ち解けたという感じにはいかず。風味はしっかりしたままだけど無骨すぎてちょっと苦手路線だった。