ブルゴーニュ・ブラン・ラ・トゥフェラ[2009]エティエンヌ・ソゼ
※リンク先はヴィンテージが異なります
今日の夕食は、パン・秋刀魚を使ったサラダ・ジャガイモとチーズのグラタン。こういうメニューにはイタリア白あたりが良いんだろうけれど、あいにく在庫が無くなっていたので急遽ブルゴーニュ白を開けることに。ベーシック品はベーシック品なりに、高級品は高級品なりに素晴らしかったエティエンヌ・ソゼの2010年ベーシック品。
色は、思ったよりは黄金色に近いというか、ベーシックのブルゴーニュ白にしてはあっぱれな色合い。匂いを嗅ぐと、酸っぱそうな匂いと米糠みたいな匂いで、なんだかシャブリを連想させるような。「これってシャブリだ!」と思った瞬間、ほのかに蜂蜜が匂うあたりはさすが。
で、口をつけてみると、案の定、鋭い酸味と強いミネラル、レモンのような果実味、ものすごくシャープなワイン。パンなんかとの食べ合わせはさておき、単体ではおそろしくストイック。それでも、呑み進めるうちに植物エキスっぽい香りが強まったり、退屈させない程度の変化もあって、そういう点でもなかなか。いい意味で平格シャルドネ然としていて、これはこれで良かった。
※翌日は、少しだけメロンっぽさが感じられて、若干南国樽付シャルドネ風のような。ともあれ悪い感じには程遠かった。