北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0861】Domaine Chandon Pinot Noir 2011

 
ドメーヌ・シャンドン ピノ・ノワール2011
 
 今日は久しぶりのニュージーランド産のピノ。スクリューキャップをあけてみると、意外なほど透明感があって、しかも茶色がかったピノ・ノワール色をした液体が出てきた。色合いは暗いけれども、なんとなくテラテラしているようにみえる。匂いをかいでみると、チョコレートとラズベリーを足したような匂いが控えめに、けれどもしっかりと匂ってくる。これは結構おいしそう。
 
 口に運んでみると、ちょっとバターっぽさを伴った果実味と酸味、それから案外しっかりとしたタンニンが来た。コーヒーっぽさもかなり強い。愛嬌を振りまいているような感じではないけれど、骨格がかなりしっかりしている&そのくせ粗野というわけでもないあたり、なんだかうれしい。呑み進めると、麦茶のような不思議な匂いが混じってきて、結構楽しい。面白い、ブルゴーニュ一級以上のような変化の多彩さや煌びやかさはないかもしれないけれど、手堅くおいしく、微妙な変化もあっておいしくいただけた。