北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0871】Joseph Drouhin Bourgogne Pinot Noir 2010

 
メゾン ジョゼフ ドルーアン ブルゴーニュ ピノノワール[2010]
 
 久しぶりのブルゴーニュは、大手メゾン・ジョセフドルーアンの平赤。色は透明感のあふれる、少し明るめのワインレッド。ピノ・ノワールらしさ満点。匂いをかいでみると、ほんの少しゴムっぽさを伴っているけれども植物エキスっぽさを伴った、甘酸っぱい匂いがほっこりと匂ってくる。
 
 口に入れてみると、ちょっと水っぽい口当たりで甘酸っぱい。果実味はあるけれども酸味の酸っぱさ加減のほうが強く、痩せている、と感じられなくもない。全体的にこぢんまりとしていて酸っぱいので、味の強さ、甘みといった部分では新世界の同品種に全く及ばないような。でも、旧世界ブルゴーニュとしてはアリのような気がする。ただ、いかんせんドルーアンのワインは平格でもちょっと高めなので、こういうワインに「もっと凄いの来いよー」と文句を言いたくはなる。こういう軽め路線なら、ルイ・ラトゥールあたりの平格を呑んで酸っぱい酸っぱいって言ってるほうが幸せなんじゃないか、とか。とはいえこのあたり2010年ヴィンテージの性質なのかもしれず、あまりつべこべ言っても仕方ないのかもしれない。2009年とか呑んでみて比べてみよう。
 
 ※二日目は、少し凝縮感があるというか、水っぽさが幾分改善された。果実味と植物エキスっぽさもアップしたような。よくわからないけどこっちのほうがいい。