北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0877】Feudi di San Gregorio Fiano di Avellino "Pietracalda" 2011

 
熟成させても楽しめる風味豊かなクリュフィアーノ【6本〜送料無料】ピエトラカルダ
 
 今日の夕食はミートソース。普通は赤なんだろうけれど、南イタリアの土着白ワインならたぶん平気だろうと思ってこいつを選んでみた。これは、フェウディ・ディ・サングレゴリオ社の土着品種シリーズのなかではちょっと上位に位置する思案。果たしてどんなものか。
 
 まず、見た目は普通の白ワインで何の変哲もない感じ。匂いをかいでみると、意外にも、あんずのような甘い匂いと花の匂い、蜂蜜の匂いも少しまじっていてすごくおいしそう。予想外ではあっても、これは楽しみ。
 
 口に入れてみると、夏蜜柑のような酸味がじわーりじわーりと口のなかに広がっていく。はじめは当たりの柔らかいワインだと感じたけれど、5秒後には口のなかが夏蜜柑でいっぱいになり、さらにどんどん広がっていく。ちょっとゴワゴワしていて、呑み進めるうちにヨモギのような苦みが付け加わったり。それと、ピーナッツのような脂っぽいフレーバーがついてまわって、青リンゴ菓子、アスパラバス、そんな風味も立ち上がってきて、案外と頑張っている。ただ、それでも、同品種(フィアーノ)のベーシックタイプと比べてはっきり優れているかというと、僅差のような気がする。価格差を考えると、ベーシック品を選んだほうが幸せかも。