北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0890】Affinato nel Podere Grattamacco Bolgheri Rosso 2011

 
 今日の夕食はアマチャトリーナパスタとアヒルの焼き物というヘビーなもの。これに合わせるワインはきっと濃くて構わなそうなので、バルバレスコの親戚・ガッティナーラ(25ユーロ)を注文してみたら「リゼルバしかないから値段が高い。他にも濃い赤ワインはあるよ」とのこと。お店の人がオススメしてくれたのは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、ボルゲリ、サグランティーノ・モンテファルコ。メーカーは聞いたこともないやつばかり。なんとなくボルゲリに手が伸びた。よく見れば、ボルゲリの有名メーカー・グラッタマッコと名前がちょっと似ている。親戚か何かかな?念のためエキサイト翻訳で調べても、いまひとつはっきりしない。
 
 抜栓してもらうと、色はとても暗くて不透明感満点、匂いは初手でははっきりしない。味は、予想通り果実味しっかり系で、タンニンはとっても柔らか。本家グラッタマッコほどではないにせよ、森の切り株のような匂いが鼻腔を駆け抜けていった。ときに、茸みたいなフレーバーもあって、頑張っている。けれども料理のコテコテっぷりと匂いの豊かさを前に、若干非力に感じられた。料理を手伝ってくれてはいるけれど、ちょっと押されている。まあイタリアワインなんだから、料理が主役で構わないのかもしれない。