北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0936】Domaine Parent Beaune premier Cru "Les Epenottes" 2005

 
ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ゼプノー[2005]年・ドメーヌ・パラン
 
 知らないドメーヌながら、優良年のボーヌ一級。これはきっとおいしいにちがいない!
 
 見た目は、ピノノワールとしてはかなり濃いワインレッド。液面はかなりトロトロしているほう。匂いはローソクとアルコールとニス、えらく揮発性の高そうな匂いが立ち上り、そのあとからジャムのような匂いがやって来る。少しだけ苔むしたような匂いも混じっている。
 
 口に入れると、口当たりのやわらかなニュニュっとしたワインで、かなりの呑み応え。その後ろから、柔らかい果実味と豊かな酸味がやって来る。ケンカ腰ではなく、豊かな酸味という比喩がぴったりなのは、果実味がしっかりしていてふくよかだから?タンニンは軽々としていて、骨格に寄与しているというより、どちらかというと包容力を形成する一要素となっているような。これは素晴らしいぶどう酒、ぶどう酒として王道を行っている、と思った。