北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0938】Louis Jadot Bourgogne Pinot Noir "Songes de Bacchus" 2009

 
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・“ソンジュ・ド・バッカス”[2009]
 
 今回と次回、普通の平赤ブルゴーニュ対決を同じヴィンテージでやってみようと思って、まずはルイ・ジャドを。
 
 色は、すごく普通のブルゴーニュというか、濃すぎず薄すぎず、透明感のあるガーネット色をしている。匂いは獣っぽさを伴った葡萄の匂いで、こういうタイプの平ブルゴーニュは久しぶりのような気がする。
 
 口にしてみると、まさにジャムと獣。久しく呑んでいなかった「獣っぽさが全面に出たブルゴーニュ赤」で、少し粒度を伴った、おはぎのような甘さがやってきて微妙にガメイを連想するところがなくもない。甘さや柔らかさよりビターを利かせたかちっとしたつくりで、そんなに多くは無いように感じられるけれどもタンニンが利いてるような気がする。魅力たっぷりではないけれど、行儀の良いところで行儀良くしている、そんな雰囲気のワインだった。