北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0945】P.Garaudet Meursault "Le Limozin" 2009

 
ムルソー・“ル・リモザン”[2009]年・ドメーヌ・ポール・ガローデ
 
 久しぶりのワイン出稽古は、またも白&赤のブルゴーニュ。まずは知らないメーカーのムルソー村名。色はもう、「私はムルソーです」といわんばかりの黄金色、とろみもそれなりあってうまそうな見た目。匂いは、それなり蜂蜜っぽい匂いがあるけれどもクッキーは伴っておらず、どことなく花の新鮮な匂いのようなものが混入している。
 
 で、口に入れてみると若々しい!口当たりはトロトロとしていたんだけど、酸のすがすがしさが舌を真っ直ぐに降りてくる。実にさわやか。それでいて、口のなかに含んでいる間は、トロトロとした口当たりと、コクのある味わいで、「ムルソーですねー」というところもある。匂いの次元では、はじめは蜂蜜+爽やか花系だったけれど、呑み進め、温度があがってきたせいか、ピーナッツのような香ばしさが段々表に出てきて、これはこれでムルソーっぽい感じがする。
 
 このあたりが統一されて出てくるようなまとまりは無いけれど、順番に出てきてくれたお陰か、退屈には程遠かったし、酸味の強さから察するに、もう何年か置いといたうえで呑んでみたら幸せそうだなという印象もあった。これは良いワイン。