サン・ヴェラン レ・ポマール [2011]
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このワインは「安ワイン道場」の師範さんの2014年1月記録で高得点だったワイン。なんでも「香り吟醸」とのことだったので、楽しみになって開けてみた。
色は割と普通な、黄色っぽさを帯びた白ワイン色。で、匂いは、まずハチミツクッキー系の匂いがしたけど、それ一辺倒ではなく、尻上がりに爽やかで酸味を予感させる匂いが感じられる。なるほど確かに「香り吟醸」、たぶらかすような凄くおいしそうな匂いがする。
で、口に入れると潤いバッチリ、酸っぱ味バッチリの白ワインの味。軽くメロンというか樽というか、そういう風味もよぎるけれど、まずは鋭い酸味中心、ちょっとミネラルなところもある硬派な味わいで甘さ控えめ、けっこうシャープ。香りは万人受けしそうだけど、味はなんだかとっつきにくいシャブリ寄り。で、ほんの少し舌の上に苦みが残るような気がする。でも、これだけ香りが良ければつべこべ言うようなものでもなく、クンクンと楽しんだ。
※二日目になると、ハチミツクッキー系の香りが弱まり、シャープな白ワインらしい香りになってきた。こうなると、今度は鋭い酸味と甘みのバランスがちょうど良い感じになって、高級なワインとは錯覚しないけれども、これはこれで調和は取れているような気がする。昨日と姿が全く違うけれど、普通にアリだと思った。