マックマニスファミリー ピノ・グリージョ
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このワインはカリフォルニア産なのに品種名がピノ・グリージョ。普通、この品種はフランス語表記のピノ・グリと書かれるのが(イタリア以外では)普通で、わざわざイタリア語表記にするのは珍しい。そこが面白くて目に留まり、やってみることにした。
色は、若干オレンジ色っぽさを帯びた白ワイン色。で、匂いがもう「ピノ・グリージョ」！！スモーキーな感じは殆ど無くて、台所洗剤をもっと新鮮にしたような、溌剌とした匂いがパーッと舞い上がってくる！
口に入れても納得、素晴らしく爽やかな酸がワーッと来て、その後からふくよかな感じが来た。甘みは夏蜜柑系で、とにかく爽快、「豊満なリッチ」ではなく「清々しく幾らか膨らみがある」感じで、アルザスあたりのピノ・グリよりもイタリアのピノ・グリージョって言われたほうがしっくり来る。それも、へたに高価な北部のピノ・グリージョじゃなくて、中部や南部でいい加減につくられたピノ・グリージョに似たところがあって嬉しい。で、ちゃんと味の濃さというか新世界の良いところもあって、すごく嬉しいワイン。ちょっと過大評価かもしれないけれども[！]タグ認定。イタリアワインの素晴らしいシミュレーション。
