北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0961】Girasole Mendocino Pinot Noir 2010

 
ジラソーレ・ヴィンヤーズ ピノ・ノワール オーガニック メンドシーノ 2011
 
 前回シャルドネがあまりにも典型的新世界シャルドネだったギラソーレのワイン。ピノ・ノワールもそうかもしれないと思い、恐くなってあけてみることに。
 
 色は濃くも薄くも無いピノ・ノワール色で、透明感はある。匂いはアルコール感とニスが強く感じられるタイプで、結構濃そう。ジャムのようなゴテっとした甘い香りもする。
 
 口をつけてみると、甘みと軽い革っぽい風味が鼻につきぬけていく。おお、悪くない!いつだったかのブシャールの平赤ブルゴーニュにちょっと似ている。あれに比べると、もう少し果実味が強くて、酸味が弱くて、甘みがギュギュっとしている。それでいて甘ったれるほど甘いわけでもなく、苦みとタンニンの風味がカチっとしていてだらしなくない。これは結構いけているんじゃないか。
 
 ごつくてきついばかりのピノ・ノワールじゃなくて、なにかと幸せだった。