北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1001】Mazzei Badiola Toscana 2010

 
マッツェイ フォンテルートリ バディオラ[2011]
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワインは、キアンティ・クラシコのFonterutoliの元会社、Mazzei家がつくっているワイン。裏のラベルによると、Mazzei家は創業1435年、室町時代。イタリアワインではありがちな事だけど、歴史の長さが普通じゃない。品種はサンジョベーゼとメルローなので、キアンティ・クラシコの亜種みたいなところ?
 
 蘊蓄はともかく、実物を拝見。見た目はど真ん中紫色で、蒼すぎず赤すぎずな赤ワイン色。で、匂いをかぐと、お汁粉みたいな小豆っぽい匂いと、ブルゴーニュ(の特に南部)の赤ワインのなかでもクセの少なめなやつみたいなサクランボ系の若々しい甘い匂い+ローソク臭が漂ってきて、なかなか美味しそう。
 
 口に入れてみると、思ったよりも若々しく酸っぱい!ウェブサイトによれば「高所でつくられたサンジョベーゼ」ということで、そのせいか酸味がすごく強い。まだ青さが少し残るサクランボみたいな活きの良い果実味が感じられ、タンニンは柔らかだけど、キアンティ・クラシコ系にしてはとにかく酸っぱい。
 
 ※翌日。ジューシーな果実味と感じるようになってきた。それと、キアンティ・クラシコにありがちな、少しお汁粉のような粉っぽさを伴った口当たりも付け加わって、全体的に二日目のほうが美味さは上。昨日は苦みと果実味の連続感が乏しかったけれども、今日はそれらがしっかりと連結しているように感じられる。