北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1016】Carpene Malvolti Brut "Millesimato" Metodo Classico 2007

 
ブリュット ミッレジマート タレント メトド クラシコ 2007
 
 今日選んだのは、確実においしいプロセッコを提供してくれるメーカーの、ちょっと高い品。
 
 色は、やや薄いながらもそれなり黄金色っぽい、プロセッコにしては濃い色あい。細かな泡が、ちょっと速い速度でふんだんに立ち上っている。匂いはメレンゲ&漬物&フレッシュ柑橘で、わりとまんべんなく匂ってくるほう。
 
 で、口に入れると軽い苦みと漬物!がやって来る。プロセッコの軽やかさとは全く別路線というか、金属系の緊張感も適度に伴っていてなかなかの迫力&飲みごたえ。酸味がしっかりしていて、苦みや漬物や金属感をしっかり下支えしている。華やかなタイプのスパークリングワインではないけれども、充実感や迫力のある、気合の入った飲み物という感じ。
 
 確かに良質だけれど、この路線は新世界の2000円前後のワインに珍しくないので、このメーカーで買うなら定番のプロセッコのほうが安くて「らしくて」いいのかな、とは思った。でも、イタリアのメーカーの半分ぐらいは、何かにとりつかれたかのように国際系ワインを(土着系とは別に)作ろうとするから、これもきっとそういうやつなのかもしれない。
 
 ※調べてみると、このワインはプロセッコ系に品種ではなく、シャルドネやピノ・ビアンコやピノ・ネロを使ってつくられていた。やっぱりそっち系のワインみたいだ。